食器洗い乾燥機(食洗機)の取り付け
投稿日:2025.01.29
今回は食器洗い乾燥機(食洗機)の取り付けについて書きたいと思います。
食洗機には大きく分けて二種類あります。
ビルトインタイプの食洗機と据え置き型の食洗機です。
ビルトインタイプの食洗機はシステムキッチンに組み込まれているタイプの食洗機です。
据え置き型の食洗機はシステムキッチンに組み込まれておらず後付けでシンク上に設置するタイプの食洗機です。
今回ご説明するのはこの後付けの据え置き型の食洗機の取り付けについてです。
据え置き型食洗機の取り付け
ビルトインタイプではない据え置き型の食洗機の場合多くの場合キッチン水栓からお湯(もしくはお水)をつないで食洗機に引き込みます。
この場合キッチン水栓に分岐金具というものを取り付けて食洗機につなぎますが、水栓のタイプによって分岐金具の種類が違います。
壁付き水栓
壁付きと呼ばれる水栓はキッチンの壁のなかに立ち上がっている給水・給湯管の各々にクランクと呼ばれる部品を使って水栓本体へと接続します。
壁付き水栓の分岐金具はこのクランクと水栓本体の間に取り付けて分岐します。
壁付き水栓には2バルブとシングルレバーがあります。
この種類に応じてそれ用の分岐金具を使います。
クランクと本体を接続している部分の袋ナットを外しクランクに分岐金具を取り付け、分岐金具に水栓本体を取り付けます。
この時に気をつけるのはクランクを動かさない様にすることです。
水栓本体をクランクから取り外す際や分岐金具に水栓本体を取り付けるときにクランクが動いてしまった場合は一度クランクを壁から取り外し、古いシールテープをきれいに除去し新しいシールテープを巻き、クランクを取り付け直してください。
クランクが動いてしまったのに取り外さずにそのまま元の位置に戻して取り付けをおこなってしまうと、クランクと給水・給湯管の接続部分から水漏れしてしまいます。
また、クランクを取り外す際には過度な力をかけて壁内の給水・給湯管を折らない様に注意してください。
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デッキ式水栓
最近のキッチンで最も多い水栓はこのデッキ式水栓だと思います。
デッキ式水栓にはワンホールと呼ばれるタイプとツーホールと呼ばれるものがありますがここではまとめてデッキ式水栓としてご紹介します。
この水栓はシンクの上に水栓本体が乗っかって立っている様な感じのものです。
このタイプの水栓の分岐金具は水栓の品番ごとに違います。
まずはご自宅のキッチン水栓の品番を確認しその品番用の分岐金具を手配してください。
水栓によっては分岐金具の取り付けができないものなどもあります。
ハンドシャワータイプ(水栓の水の出るところがシャワーになって引っ張って伸ばすことのできるタイプ)では分岐金具の取り付けができないものが多くあります。
また、最近の水栓には分岐金具の取り付けができないものも多数あります。
まずはご自宅の水栓が分岐金具の取り付けができるものなのかどうかを確認し、可能な様であれば分岐金具を選定し手配してください。
ご自宅の水栓用の分岐金具が手配できたら、分岐金具の取り付けです。
壁付きタイプと違ってこのデッキ式水栓は給水・給湯管と水栓本体を接続するクランクという部品がありません。
給水・給湯管との接続はシンク下で行われています。
ですので分岐金具を取り付けるのは水栓本体になります。
水栓本体を一度分解して本体の途中に分岐金具を取り付け水栓本体を組み直します。
この時に注意していただきたいのが、長年使っている水栓本体は固着していてスムーズに取り外せないことが多々あります。
工具などで力任せに分解しようとすると水栓が壊れたり、水栓の根元が回ってしまいシンク下の給水・給湯管に接続している管が破損してしまったります。
水栓本体が固着して取り外せない時は無理をしない様にしてください。
これは私たちが作業する場合も同様で外れない時は無理をせずに別の方法を考えます。
デッキ式水栓で本体が分解できない場合
水栓本体の固着が激しく分解が困難な時は水栓本体の交換も検討しましょう。
最近のデッキ式水栓には最初から湯水の分水口が備わっているものもあります。
据え置き型の食洗機を設置することが決まっているのであればこういった水栓を取り付けるのもおすすめです。
後から分岐金具を取り付けるよ水栓よりも見た目もすっきりと仕上がります。
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