トイレタンク内部品 | フロートバルブ
投稿日:2020.09.11
一般的な水洗トイレはタンク内に溜めたお水によってトイレを流します。(タンクレストイレやフラッシュバルブ式トイレは除く)
その働きをするためにトイレタンク内には色々な部品があります。
これらの部品も永遠に使えるわけではなく、概ね10年前後で寿命がきます。
水漏れや動作不良を起こすようになった場合、これらのタンク内部品を交換する必要があります。
そんな時のためにトイレタンク内の部品について見ていきたいと思います。
トイレタンク内部品 | フロートバルブ
以前のコラムでもご紹介しましたが、トイレタンク内部はこんなこんな感じになっています。
この図の中の⑤がフロートバルブです。
トイレタンクの底にありますが、蓋のような役目をしています。
トイレレバーを操作するとフロートバルブからトイレレバーにつながった鎖が引っ張られて、フロートバルブを持ち上げ、タンクの底の穴から便器に向けて水が流れます。
タンク内の水を流し終わると、フロートバルブが下りてタンク底の穴に蓋をして水を止めます。
ですから、フロートバルブがないとタンク内の水は便器に向けて流れ続けますし、フロートバルブが経年劣化などしてダメになるとタンク内の水が便器に向けて漏れ続けます。
この図のよう形のタンク内部の作りになっているトイレは今より少し以前のものに多く、最近のものは形が違いますが、フロートバルブの働きは概ね一緒です。
ではこのフロートバルブですが、どこのメーカーのものも一緒かというとそうではありません。
大きく分けるとTOTO型のフロートバルブとイナックス(現リクシル )型のフロートバルブがあります。
それぞれについてご紹介します。
TOTO型フロートバルブ
TOTOのフロートバルブは半月型をしたゴム製の部品です。
かまぼこのような形の頂点に鎖がついています。
下側には小さな出っ張りがあり、この出っ張りがタンク底の排水弁の穴に入ります。
かまぼこの下側のまっすぐな面が排水弁と接する箇所になり、経年劣化によりここの部分のゴムが溶け始めると隙間ができて水漏れし始めます。
大きさは大小に種類があり、一般的に小さい方は隅付きタンク式の和式水洗トイレのタンク内で使われています。
この大小のフロートバルブは38mm、32mmと呼ばれます。
イナックス(現リクシル )型フロートバルブ
イナックス(現リクシル)のフロートバルブは球状の形をしたゴム製の部品です。
丸い玉の頂点にトイレレバーにつながる鎖がついていて、球の下には白い棒が突き出しています。
TOTO型と同様にレバーハンドルを操作するとフロートバルブが浮き上がり、トイレタンク内の水を流し、流し終わると蓋をして水を貯めます。
球の下から突き出ている棒はタンク下の穴の部分の排水弁に設けられたこの棒を受ける小さな穴に差し込まれていて、フロートバルブを引き上げた際に外れないようになっています。
TOTO型と同様に排水ベント接する部分のゴムが経年劣化によって溶け始めると便器への水漏れが始まります。
こちらもTOTO生フロートバルブと同様に大小2種類あります。
フロートバルブの交換時期は?
トイレのタンク内部品はどれも消耗品です。
概ね10年前後で寿命がきますので、取り替えの必要があります。
ではフロートバルブはどんな風になったら取り替えれば良いのでしょうか?
タンクから便器へチョロチョロと水漏れし始めた時はもちろんですが、もっと早くに事前に取り替え時期を知ることができます。
タンクの蓋を開け中にあるフロートバルブを触ってみて手が黒くなるようでしたらフロートバルブの取り替え時期です。
ゴム製のフロートバルブは使用しているうちに溶け始めてしまいます。
水漏れする前にこの溶け始めたフロートバルブを交換してあげるのがオススメです。
この時注意していただきたいのが、この溶けたゴムが手について手が真っ黒になるとなかなかすぐには落ちませんので、必ずゴム手袋などをして試してください。
トイレを設置して10年前後経つので色々と気にはなるけれども、自分で点検するのはちょっと難しいという方はお気軽に弊社にご相談くださいね。
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