大切なお水について
水道について
毎日の生活で欠かせないお水。
いつでも蛇口をひねれば(最近ではレバーを上げればというご家庭も多いかと思います。)当たり前に出てくるお水。
今回はそんなお水のことを書きたいと思います。
日本の水道
私達の暮らす日本では毎日蛇口から綺麗なお水が当たり前に出てきます。
実はこれってすごいことなんです。
世界で水道水が飲める国は少なくて、以下の16カ国が安全に水道水が飲める国と言われています。
・日本
・アラブ首長国連邦
・オーストラリア
・ニュージーランド
・アイスランド
・アイルランド
・スウェーデン
・フィンランド
・ドイツ
・オーストリア
・クロアチア
・スロベニア
・モザンビーク
・レソト
・南アフリカ
・カナダ
その中でも日本の水道は世界一とよく言われます。
日本の水道普及率は2015年時点で97.9%と世界最高水準です。
日本が水に恵まれている理由は多々ありますが、ダムなどの貯水施設や水道管などのインフラ整備が充実していること、全国各地で適度に雨が降ることなどがあげられます。
近年、異常気象の影響で全国各地で豪雨災害などもありますが、このような極端な雨ではなく穏やかで適度な雨が私達の生活には必要です。
また、近年話題になっている水道事業の民営化などによって水道インフラなどの保守管理などはどうなるのか?気になるところですがこれについては今後機会を見て改めて書きたいと思います。
家庭のお水はなぜ出るの?
日本では貯水池から取水されたお水を浄水場へと運び、お水を浄化・消毒して上水道へ供給される仕組みとなっています。
浄水場から供給されたお水は上水道を通って排水区域内に水を配る浄水場へと運ばれ、そこからポンプ施設を利用して各家庭へと供給されています。
ご家庭の蛇口から出るお水は常に浄水場からポンプで圧力をかけることによって送られています。
つまり、普段何気なく使っているお水は、ポンプの圧力によって出てこようとしているお水を蛇口を閉めて止めている状態ということになります。
蛇口は常に水圧を受けている状態ですので、年数が経つと経年劣化などを起こしお水を止めることができなくなって水漏れしたりしてしまいます。
この圧力を加えるポンプは電力を利用して動かしているため、ポンプ施設が停電した場合はお水も出なくなってしまいます。
例外として高台の配水池から高低差を利用して圧力をかけてお水を供給する「自然流下方式」の場合は停電しても断水になることはないと言われています。
最後に
2018年7月の豪雨災害では送水管や取水場などが被害を受け各地で断水が発生しました。
普段当たり前に使っているお水が使えなくなって、改めてお水の大切さを実感しました。
日頃から私たち一人一人がお水を大切にし、節水などを意識していきたいですね。