水まわり商品に於ける新型コロナウイルスの影響
9月2日付で株式会社TOTOからお知らせがありました。
その内容を抜粋すると以下のようなものでした。
ウォシュレット関連商品の生産遅れ
ベトナムにおける新型コロナウイルスの急速な感染拡大の影響を受け、現地においての生産に支障が出ており、ウォシュレット関連商品について迅速な出荷ができないというものです。
対象となる商品は
- ウォシュレットシートタイプ
ウォシュレットS/SB
ウォシュレットアプリコットP
ウォシュレットP/PS
- ウォシュレット一体型便器(機能部)
ネオレストAH/RH/DH
GG/GG-800
パブリック向けウォシュレット
- その他商品(トイレシステム商品の機能部)
ネオレスト手洗い器付き(ワンデーリモデル)
GG手洗い器付き(ワンデーリモデル)
レストパルF/レストパル/レストパル/FD
となります。
私たちが問屋さんなどから聞いたところによると、ベトナムにおけるロックダウンの影響でウォシュレット内部に使用されている半導体の製造が出来ていないのだろうという事でした。
また、TOTO製品が入荷しない影響により、TOTOから他社メーカーへ商品を切り替えるうごきもあり、リクシル、Panasonicなどの温水暖房便座も出荷遅れの状況になっています。
似たような状況が昨年2020年の春にもあり、この時は中国における新型コロナウイルス感染拡大の影響でウォシュレットをはじめ、多くの商品の入荷がストップしました。
私の個人的な肌感ですが、昨年春の経験から一度このような状況になってしまうと1~2週間といった短期間で回復するものではなく、正常に戻るには短くても2か月程度はかかるのではないかと思っています。
特に昨年からの新型コロナウイルスの影響で、おうち時間の増加に伴いご家庭での清潔・安心に対する関心が強まっており、日本はもとよりアメリカなどでもウォシュレットの需要が高まっています。
日本においてのウォシュレットを含む温水暖房便座の普及率は80.2%(2020年3月、内閣府調べ)となっており、生活に欠かせない必需品となっています。
温水暖房便座は使用頻度や設置環境の違いによる多少の長短はありますが、おおむね10年前後で交換の時期になります。
生活必需品といえる温水暖房便座が故障し使えなくなると、これまで感じたことのない不便さに襲われてしまいます。
普段でしたらすぐに新しいものに交換できますが、今の状況だとそれが難しくなります。
弊社ネクストプランに於いては、多少のウォシュレット関連商品を事前に在庫することによって今のところは通常通りのご提供が出来ています。
ですが、先の見えない状況ですのでいつ迅速なお客様へのご対応が出来なくなるかもしれません。
一刻も早い状況の打開が望まれるところです。