トイレリフォーム | 便器交換のきっかけ
以前のコラムでトイレの水漏れの修理についてご紹介しました。
ただ便器の形式が古い物はメーカーの部品供給が終了していたり、便器の状態や便器が設置してある床の状態などにより部品修理をするのではなく便器本体のお取替えをお勧めさせていただく事があります。
そこで今回は便器交換やトイレリフォームについて、そのきっかけとして多い事例を紹介させていただきます。
トイレ交換のきっかけ
陶器でできた便器そのものは割れてしまわない限り長く使えますがタンク内の部品やパッキンなど経年劣化で痛んでしまうためトイレの耐久年数は15年前後と言われています。
故障やひび割れ
陶器で出来た便器やロータンクがひび割れて修理出来ない場合や、トイレがよく詰まるようになった事がトイレ交換のきっかけの一つとなります。
このトイレがよく詰まるようになる原因として考えられるのは、便器内の排水経路に尿石がこびりついた場合や、便器ふちのタンクからの水が出てくる小さな穴が尿石でふさがって便器ふち全体から均等に水が出なくなって、うまく渦を巻かなくなることなどが考えられます。
便器は大丈夫だけどタンクがダメになってしまってトイレ交換をする方も多くいらっしゃいます。
これはタンク内側に結露防止の発砲スチロールが貼り付けられているタイプのタンクの場合に、陶器のタンクと発泡スチロールの間に水が溜まってしまい水漏れや動作不良を起こすようになってしまい、タンクの交換が必要な場合などです。
タンクだけの交換はまだ製造されているタンクの場合は可能ですが、すでに製造終了しているタンクの場合はできないことが多いので、その際に便器タンク一式交換される方が多くいらっしゃいます。
またトイレの水漏れなどで部品修理が可能であっても現在のトイレは使用水量も少なく、20年前の便器の3分の1程度になっているのでランニンングコストを考えて便器交換される方も多くいらっしゃいます。
TOTOによると4人家族(男性2人、女性2人)の場合での比較で
1987〜2001年までの使用水量13リットルのトイレに比べ、現在の節水便器は年間約15,000円の水道代の節約になるそうです。
年間15,000円ということは10年で150,000円、15年で225,000の節約になりますので、この水道代というランニングコストまで考えると、便器を修理するよりも便器交換する方がお得になる場合も多々あります。
トイレ空間を綺麗にしたい
トイレが古くなるにつれ便器や壁・床の汚れが目立つようになり綺麗なトイレにしたいという思いが便器交換のきっかけになることもあります。
見た目だけではなくトイレの臭いが気になってなんとかしたいという方も多くいらっしゃいます。
これらのきっかけでトイレリフォームされる場合は、便器のみならず壁のクロスの張替えや床の張替えなどトイレ室内全体を綺麗にリフォームされる方が多いです。
築20数年のトイレのリフォーム前の様子です。
上の写真のトイレのリフォーム後の様子です。
(上で紹介したトイレリフォームについては事例紹介のページで詳しくご紹介しているので是非ご覧ください。)
家族・住環境の変化
ご家族の介護がきっかけでトイレが使いずらくなったり、ご老齢のご両親とのご同居や逆に若い世代とのご同居がきっかけでトイレをリフォームされる方も多くいらっしゃいます。
介護が必要な方やご高齢の方の場合に多いトイレリフォームは
- 和式トイレから洋式トイレへのリフォーム
- トイレ内への手すりの設置
- トイレ内の段差をなくしてのバリアフリーリフォーム
- 普通便座からウォシュレットへの交換
などが挙げられます。
若い世代とのご同居の場合に多いトイレリフォームは
- 和式トイレから洋式トイレへのリフォーム
- 普通便座からウォシュレットへの交換
- タンクレストイレへの便器の交換
- トイレ内のクロスやクッションフロアなどの内装リフォーム
などが挙げられます。
このようにトイレのリフォームをされるきっかけは様々ですが、実際にトイレリフォームをされると皆さんとても喜んでくださいます。
やはり毎日何度も使うトイレですから、ただ用を足すだけではなく、快適に気持ちよく使えた方がいいですよね。
これからも私たちは皆さんに喜んでいただけるように、迅速丁寧を心がけて皆様のトイレのリフォームをさせていただこうと思いますので、お気軽にご相談いただければと思います。