水まわりのトラブル | 水漏れやつまりの地域性その2
水漏れやつまりといった水まわりのトラブルに地域性はあるのか?
北海道と沖縄と広島では起こっている水まわりトラブルは一緒なのだろうか?
ふと、こんなことを思い立って前回からつらつらと書いています。
前回、寒冷地特有の水まわりトラブルについて書きましたので、今回は暑い地域ではどうなのか?を書いてみたいと思います。
暑い地域の水まわりトラブル
暑い地域といって私が真っ先に思いつくのはやっぱり沖縄です。
何度か旅行で行ったこともあり、綺麗な海や景色、温暖な気候など大好きなところの一つです。
知り合いの同業者もいて旅行で行った際には食事に連れて行ったりと良くしてもらっています。
そんな同業者に教えてもらった沖縄特有の水まわりのトラブルや修理などについて書いてみようと思います。
暑い地域特有の水道管の保護
水道管の塗装
沖縄は温暖な気候ですので、冬場でも水道管が凍結することはありません。
通常水道管が凍結するのは気温マイナス4度からだと言われています。
流石に沖縄でこの気温になることはないですよね。
ですので沖縄では屋外に露出した水道管も凍結を防止するための保温材はまかないそうです。
では、沖縄の水道管は配管をするだけで他に何もしないでいいのかというとそうでもないようです。
沖縄は暑いだけあって紫外線も広島や山口に比べると強いです。
水道管の中でも特に塩ビ管は紫外線にあまり強くありません。
紫外線に当たり続けると塩ビ管が朽ちてしまって割れることがよくあります。
このようなトラブルを避けるために沖縄では水道管に白やシルバーのペンキを塗装して紫外線が直接当たることを防止するそうです。
これは私が知り合いの現地の水道屋さんから聞いた話なので、多少の違いはあるのかもしれませんが、確かに旅行で行った際にもそのような水道管をよく見かけました。
広島や山口で水道管に保温材を巻くことは普通ですが、ペンキを塗装することはありませんでしたので、とても驚きました。
また、集合住宅などで水道メーターがボックスに入っていなくて宙に浮いてたくさん設置されているのを見たときも、沖縄ならではだなあと思いました。
温泉地(別府市)特有の水道施設
私は大分県別府市にも仕事で二週間くらい行ったことがあります。
別府といえば、温泉ですね。
小学校の修学旅行で地獄めぐりとか行きました。
別府市での仕事では広島や山口では絶対に見かけない水道施設、水まわりのトラブルを多く経験しました。
それは・・・各家庭のお風呂に温泉が引かれているんです!
普通の水道からのお水とお湯が出る蛇口とは別に温泉が出る蛇口がお風呂についているんです。
その温泉専用の蛇口の水漏れ修理の依頼が多数ありました。
普通は蛇口の水漏れ修理をするときは水道の元栓を止めて修理するのですが、温泉専用の蛇口の修理をするときは水道の元栓ではなく、温泉の元栓を止めて修理するんです。
これは広島や山口では絶対に見かけない水道施設でした。
このように水漏れやつまりといった水まわりのトラブルにも地域性のようなものがあるんですね。
いろんな土地に行っていろんな経験をすることは、仕事にも私生活にも何かしらの知識と経験をもたらしてくれるような気がして、良い経験をしたなあと思います。